ANAカードのポイントをマイルに移行する方法:自動移行と応募方式の違いを解説
ANAカード(三井住友カード発行)でショッピングすると貯まるポイントは、ANAマイルに移行して特典航空券やアップグレードに使えます。ここでつまずきやすいのが「ポイントが2種類」「移行方式も2種類」という二重構造です。
結論から整理します。ポイントは「ANAマイレージ移行可能ポイント」と「Vポイント(通常ポイント)」の2種類。移行方式は「自動移行方式」と「応募方式」の2択。ここで誤解しやすいのが移行レートです。レートは「自動か応募か」という方式では変わりませんが、カードの種別と選ぶコースで変わります。一般・学生・ワイドの通常コースは1ポイント=1マイル、ゴールドは1ポイント=2マイル、プラチナは1ポイント=3マイル。一般カードで「2倍コース」を選ぶと1ポイント=2マイルになります(三井住友カード公式より。2026年6月13日確認)。
我が家は日々の決済でマイルを貯める家計派です。移行方式は「ためる目的」で選ぶのがいいと思っています。コツコツ積むなら自動、特典航空券の必要数に向けてまとめたいなら応募。そのへんの判断材料を、公式情報をもとに並べていきます。
本記事の数値は三井住友カード公式サイトで確認しています(確認日: 2026年6月13日)。※本記事は正確を期していますが、最新情報は必ず公式サイトをご確認ください。
この記事のポイント
- ANAカードのポイントは「ANAマイレージ移行可能ポイント」と「Vポイント(通常)」の2種類
- 移行方式は「自動移行方式」と「応募方式」の2択。方式ではレートは変わらない
- 移行レートはカード種別・コースで違う。通常コース1ポイント=1マイル、ゴールド2マイル、プラチナ3マイル、一般カードの2倍コース2マイル
- 自動移行は毎月中旬に差し引かれ、月末までにマイル口座へ反映
- 応募方式は任意のタイミングでVpassから申し込む
- 「2倍コース」は年度ごと6,600円(税込)。ワイドゴールド・SFCゴールドは手数料無料
- 移行可能ポイントの移行単位は1ポイント以上、Vポイントは5ポイント以上
- ポイントには有効期限あり。失効するとマイルに移せない
ANAカードに貯まる2種類のポイント
ANAカード(三井住友カード発行)を使うと、2種類のポイントが付きます。
ANAマイレージ移行可能ポイント
カードショッピングの利用金額合計200円(税込)につき1ポイント貯まるポイントです。ANAマイルへの移行が前提の設計で、移行単位は「1ポイント以上(1ポイント単位)」と案内されています。カードの種類(標準・ゴールド・プラチナなど)で積算レートや移行条件が変わるので、正確な条件はVpassまたは三井住友カード公式サイトで確認してください。Vpassの明細画面には「ANAマイレージ移行可能ポイント」という名称で表示されます(三井住友カード公式サイトより。2026年6月13日確認)。
移行の最小単位は1ポイント以上(1ポイント単位)で、通常Vポイントとは最低移行単位が異なります。
Vポイント(通常ポイント)
カード利用以外で貯まる汎用Vポイントです。キャンペーン経由のボーナスや他社ポイントからの移行分などが該当します。ANAマイルへの移行単位は5ポイント以上(5ポイント単位)で、ANAマイレージ移行可能ポイントとは扱いが違います。
移行手続きの前に、Vpassでどちらのポイントがいくらあるかを確認してから操作するのがおすすめです。
マイル移行の2つの方式
ANAカードのポイントをANAマイルへ移行する方法は、「自動移行方式」と「応募方式」の2択です。
自動移行方式
登録しておくと、毎月自動的にANAマイレージ移行可能ポイントがマイルへ移行されます。一度登録すれば毎月の申し込みが不要になるので、ANA便を定期的に使う人や、マイルを着実に積み上げたい人に向いています。
移行タイミング(公式)
- ANAマイレージ移行可能ポイントが「毎月中旬」に差し引かれる
- 月末までにANAマイル口座へ反映される
ある月の中旬にポイントが引かれ、同じ月の末日までにマイルとして着金する流れです。ANAマイレージクラブのwebサイトまたはANAアプリで積算を確認できます。
対象カードは三井住友カード公式サイトで案内されています(ANA VISAカード・ANA Masterカード・ANA VISA Suicaカード・ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO Masterカード・ANA VISA nimocaカードなど)。登録・変更・解除はVpassのマイページから手続きできます(三井住友カード公式サイトより。2026年6月13日確認)。
応募方式
任意のタイミングでVpassから移行を申し込む方法です。「好きなときにまとめて移行したい」「マイルを一定数まで貯めてから移行したい」という場合に便利です。
申し込みはVpass(インターネット会員サービス)から。ログインしてANAマイレージ移行のメニューを選び、移行するポイント数を指定して申し込みます。
応募方式は申し込みのたびに処理されるので、毎月の自動引き落としは発生しません。自分のペースでマイル残高を管理したい人に合います。
移行コースと手数料の仕組み
「2倍コース」と移行手数料
ANAカード(三井住友カード発行)には、ショッピングマイルの付与率を上げる「2倍コース」があります。選択すると、移行手数料として年度ごとに6,600円(税込)がかかります。
費用の請求タイミング(2025年4月以降のしくみ)はこちらです。
- 有効期間:毎年4月1日〜翌年3月31日
- 請求日:年度内の初回申し込みが1〜15日なら翌月10日、16〜末日なら翌々月10日
たとえば6月1〜15日に初めて申し込んだなら手数料は7月10日に、6月16〜30日に申し込んだなら8月10日に請求されます。年度途中から登録しても翌年3月31日まで有効です。申し込みのタイミングによっては、前年度分と新年度分が4月・5月と連続で引き落とされる場合があるので注意してください(三井住友カード公式サイトより。2026年6月13日確認)。
ANAワイドゴールドカード・スーパーフライヤーズゴールドカードは手数料無料
ANAワイドゴールドカードとスーパーフライヤーズゴールドカード(SFCゴールドカード)の保有者は、「2倍コース」の移行手数料が無料です。ゴールドカード年会費にこの特典が含まれる形です。追加費用なく高いレートでショッピングマイルを貯められるので、ANAをメインで使う人にはゴールドカードを検討する理由のひとつになります。カード選びの全体像はマイルはどう貯まる?フライトとクレジットカードの基本でも整理しています。
手数料の条件はカードの種類で異なる場合があるので、登録前に三井住友カード公式サイトまたはVpassの案内ページで最新条件を確認してください。
移行手続きの実際の流れ
自動移行の登録手順(Vpass)
- Vpass(https://www.smbc-card.com/vpass/)にログイン
- 「ANAマイレージ移行サービス」のメニューへ移動
- 「自動移行方式」を選択して登録
- 登録完了後、次の月次処理タイミング(中旬)から自動移行が始まる
登録・変更・解除はVpassのマイページからいつでも操作できます。ただし変更のタイミングによっては当月分に反映されず翌月からの適用になる場合があるので、変更は余裕を持って手続きしてください。
応募方式の申し込み手順(Vpass)
- Vpassにログイン
- ANAマイレージ移行の申し込みメニューへ移動
- 移行するポイント数を入力して申し込み
- 処理が完了するとANAマイル口座に反映される
応募方式は都度処理なので、移行後はANAマイレージクラブのWebサイトまたはアプリで積算を確認すれば、正しく移行されたか把握できます。
自動移行か応募方式かの選び方
どちらを選ぶかは、マイルの活用スタイル次第です。
自動移行方式が向いているケース
- 毎月コンスタントにANA便を使い、マイルを切らしたくない
- 移行作業を忘れないようにしたい
- ANAマイル口座に常にマイルを積み上げておきたい
応募方式が向いているケース
- 特典航空券の必要マイル数など、特定の目標に向けてまとめて移行したい
- 移行手続きを自分でコントロールしたい
- ポイントをVポイントとして他の使途(Vポイント払いなど)と使い分けたい
自動でも応募でも、方式そのものでは移行レートは変わりません。違いはタイミングを自分で握るか、毎月自動にするかの設定差だけです。なお実際のレートはカード種別とコースで決まります(通常コース1ポイント=1マイル、ゴールド2マイル、プラチナ3マイル、一般カードの2倍コース2マイル)。貯めたあとの出口が気になる人はANAマイルの使い道まとめも読んでみてください。
ポイントの有効期限に注意
ANAカード(SMBC発行)に貯まるポイントには有効期限があります。VpassのマイページやSMBC公式サイトで保有ポイントの期限を確認し、期限内に移行を済ませることが大切です。ポイントが失効するとマイルには移せなくなります。定期的にVpassで残高と期限をチェックする習慣をつけておいてください。マイル側の期限管理はANAマイルの有効期限と失効対策にまとめています。
最後に
要点をもう一度だけ。
- ポイントは2種類、移行方式も2種類。レートは方式では変わらず、カード種別・コースで決まる(通常1マイル/ゴールド2マイル/プラチナ3マイル/一般の2倍コース2マイル)
- 自動移行は毎月中旬→月末反映。応募方式は任意のタイミング
- 2倍コースは年6,600円。ワイドゴールド・SFCゴールドなら無料
我が家なら、決済を1枚に寄せている前提で自動移行を選びます。毎月の手間がゼロになり、移行忘れによるポイント失効のリスクも減るからです。特典航空券の必要数を狙って細かく管理したい人だけ応募方式、くらいの線引きでいいと思っています。年6,600円の2倍コースは、決済額が少ないと「年会費負け」するので、自分の年間決済額と相談してから入るのが安全です。
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出典: 三井住友カード公式サイト(2026年6月13日確認)