ANA特典利用者登録の仕組みと手順:家族だけが特典航空券を使うための事前登録
ANAマイレージクラブ(AMC)の特典航空券は、原則として会員本人が搭乗する場合に申し込む仕組みです。でも「両親に旅行してもらいたい」「子どもだけで帰省させたい」という場面では、会員本人が同行しない形で使いたいことがありますよね。我が家でも、私が仕事で動けない週末に妻と子どもだけで帰省、という想定はよくあります。
ここで必要になるのが「特典利用者登録」です。事前に手続きしておけば、登録した家族が会員本人なしで特典航空券を使えます。登録できるのは配偶者・同性パートナー・2親等以内の家族で、最大10名まで。一度登録した内容の変更・削除には1名あたり5,000マイルの手数料がかかるので、最初の登録で正確に入れておくのがポイントです。
この記事では、対象範囲・上限人数・変更手数料・登録手順を整理します。私は2児のパパで、家族の旅行をマイルでやりくりしている家計派。「家族に使わせる前にどこでつまずくか」という視点で書きます。
本記事の数値はANA公式サイトで確認しています(確認日: 2026年6月17日)。※本記事は正確を期していますが、最新情報は必ず公式サイトをご確認ください。
この記事のポイント
- 会員本人なしで家族が特典航空券を使うには「特典利用者登録」が必要
- 対象は配偶者・同性パートナー・2親等以内の家族。会員本人を除き最大10名まで
- 登録はANAウェブサイトの会員専用ページから。続柄証明書類を求められる場合あり
- 変更・削除は1名あたり5,000マイル。婚姻・死亡・誤字訂正・番号変更は手数料免除
- 予約の申し込みは原則として会員本人がログインして行う
- 家族の合算(貯め方)はANAカードファミリーマイルで、制度が別
特典利用者登録とは何か
ANAマイレージクラブでは、会員本人以外の人が特典を使うには「特典利用者登録」が必要とされています。これは「この家族が私のマイルで特典を使ってよい」とANAにあらかじめ届け出る手続きです。
特典利用者登録を済ませておくと、次のような使い方ができます。
- 会員本人が搭乗しない国内線・国際線の特典航空券を、登録した家族のために申し込む
- 会員本人が不在の旅行(帰省・旅行同行不可の場面)に家族が特典を使う
会員本人と家族が同じ便に乗る通常の「ご同行者様」の枠(最大8名)については、別の仕組みで対応できます。特典利用者登録が特に必要になるのは、「会員なしで家族だけが特典を使う場面」です。
登録できる対象者の範囲
特典利用者として登録できるのは、次の続柄に当てはまる人に限られます。
- 配偶者
- 同性パートナー
- 2親等以内のご家族(両親・子・兄弟姉妹・祖父母・孫)
友人・知人・3親等以降の親族は登録対象外です。登録できる人数は、会員本人を除き最大10名までです。
「2親等以内」の範囲を整理しておくと、次の通りです。
| 続柄 | 親等数 | 登録対象 |
|---|---|---|
| 配偶者 | 0親等(配偶者) | ○ |
| 父・母 | 1親等 | ○ |
| 子ども | 1親等 | ○ |
| 兄弟・姉妹 | 2親等 | ○ |
| 祖父母 | 2親等 | ○ |
| 孫 | 2親等 | ○ |
| おじ・おば | 3親等 | ✗ |
| 甥・姪 | 3親等 | ✗ |
この続柄の家族なら最大10名まで登録でき、それぞれが会員本人の代わりに特典航空券を使えます。
登録の手順
特典利用者の新規登録・追加登録は、ANAウェブサイトで完結できます。
- ANAウェブサイト(ana.co.jp)にAMC番号(10桁)でログインする
- 会員専用ページ内の「特典利用者登録」メニューにアクセスする
- 登録したい家族の氏名・続柄・AMCお客様番号(10桁)を入力して申請する
オンラインでの手続きができないときは、ANA予約・案内センターに電話連絡すれば、登録用の書類を郵送してもらえます。登録の際に続柄を証明できる書類の提出を求められる場合があるので、戸籍謄本・住民票などの公的書類を事前に準備しておくとスムーズです。
登録したい家族のAMC番号がない(ANAマイレージクラブの会員でない)場合は、先にその家族のAMC入会手続きが必要です。まだの家族がいるならANAマイレージクラブ入会を見て、登録前に番号を用意しておくと手続きが一度で済みます。
変更・削除時の手数料
一度登録した特典利用者の情報を変更・削除する場合は、1名あたり5,000マイルの変更手数料がかかります。
ただし、次の理由による変更・削除については、変更手数料は不要とされています。
- 戸籍上の変更(婚姻・死亡など法的身分の変化)
- 訂正(氏名の誤字・脱字など登録ミスの修正)
- AMCお客様番号の変更(番号付け替えに伴う更新)
たとえば、登録している娘が結婚して姓が変わった場合は手数料なしで変更できます。一方、「引っ越しで連絡が取れなくなった友人の代わりに別の家族を登録し直したい」という理由では5,000マイルが必要になります。
変更手続きはANAマイレージクラブ・サービスセンターへの連絡が必要で、オンラインではできない点に注意してください。
実際の予約手順
特典利用者登録を済ませたあとの特典航空券申し込みは、基本的に会員本人がANAウェブサイトにログインして行う必要があります。
具体的な手順は次の通りです。
- 会員本人がAMC番号でANAウェブサイトにログインする
- 特典航空券の申し込み画面で、搭乗者を「登録済みの特典利用者」に変更する
- 日程・便を選択し、マイルを消費して予約を確定する
- 予約が完了すると、搭乗者(登録した家族)に向けて予約確認情報が送られる
予約の申し込みは原則として会員本人が行う必要があって、登録された家族が本人のアカウントにアクセスして申し込む形式ではありません。会員本人の操作が不可能な状況(海外在住・急病など)の場合は、ANAサービスセンターへの電話対応を検討してください。
搭乗者を家族に切り替えるだけで、画面の流れ自体は通常の予約と同じです。検索から発券までの具体的な操作はANA国内線特典航空券の予約手順で1ステップずつ追えます。
特典利用者登録をするべき場面
特典利用者登録は、次のような状況で特に役立ちます。
1. 両親の旅行に使いたい 会員本人が仕事などで同行できないけれど、両親に旅行してほしい場合。両親を特典利用者として登録しておけば、本人が予約を入れて両親が旅行できます。
2. 子どもの一人帰省・旅行に使いたい 成人した子どもが一人で帰省する際に特典航空券を使わせたい場合。子どもを登録しておけば対応できます。
3. 兄弟・姉妹の旅行に使いたい 自分のマイルが貯まっていて、兄弟・姉妹に旅行をプレゼントしたい場合にも使えます。
「友人の旅行に使ってあげたい」「3親等以上の親族に使わせたい」という場面は対象外です。また、会員本人も一緒に搭乗する場合は通常の「ご同行者様」枠で対応できるので、特典利用者登録が不要なケースも多いです。
ANAカードファミリーマイルとの違い
「特典利用者登録」と混同されやすいのが「ANAカードファミリーマイル」という制度です。2つの制度は目的が違います。
| 制度 | 目的 |
|---|---|
| 特典利用者登録 | 会員本人のマイルを、家族が会員不在で特典として使えるようにする登録 |
| ANAカードファミリーマイル | 家族のANAカード利用分のマイルを代表会員に合算する積算の仕組み |
特典利用者登録は「マイルの使い方」に関する手続き、ANAカードファミリーマイルは「マイルの貯め方」に関する仕組みです。家族のマイルを1つにまとめて貯めたい人はANAカードファミリーマイルで合算する方法を、家族分を予約で使いたい人はこの記事を、と目的で読み分けてください。
最後に
要点をもう一度並べます。
- 会員本人なしで家族が特典航空券を使うには「特典利用者登録」が必要
- 対象は配偶者・同性パートナー・2親等以内の家族で、最大10名まで
- 変更・削除は1名あたり5,000マイル。婚姻・死亡などの理由は免除
- 登録はANAウェブサイトの会員専用ページから。予約は原則として会員本人が行う
我が家なら、子どもが成長して一人で動く前に、家族全員を先にまとめて登録しておきます。あとから1名ずつ足したり直したりすると5,000マイルが積み上がるので、続柄証明書類を一度そろえて最初に正確に入れてしまうのが結局いちばん安く済む。急な帰省や旅行が決まってから慌てないための、先回りの手続きと考えています。
友人・知人や3親等以降には使えない制約はありますが、2親等以内の家族に旅行をさせてあげたい場面では頼れる制度です。
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出典: ANA公式サイト(特典利用者登録 ページ、2026年6月17日確認)