ANAカードファミリーマイルで家族のマイルを合算する方法
家族それぞれがANAカードで貯めたマイルを、特典航空券に替えるタイミングでまとめて使いたい。そう思ったとき、真っ先に確認すべき制度が「ANAカードファミリーマイル」です。参加費は無料、最大10名まで合算できます。
ANAマイレージクラブ(以下AMC)のマイル口座は個人単位で管理されており、日常的に家族間でマイルを移し替えることはできません。でも、ANAカードファミリーマイルに登録していれば、特典を申し込む瞬間だけ家族のマイルを合算して交換に使えます。
我が家がカードでマイルを貯めている理由の半分は、この合算の枠に入るためです。1人では足りない特典航空券も、家族の分を寄せれば届く。その土台になる制度を、ANA公式情報で整理しました。
本記事の数値はANA公式サイトで確認しています(確認日: 2026年5月31日)。※本記事は正確を期していますが、最新情報は必ず公式サイトをご確認ください。
この記事のポイント
- 参加費無料、最大10名(プライム会員1名+ファミリー会員9名)まで合算
- 合算は「特典交換の申し込み時のみ」。普段は各自の口座に個別積算
- 対象は日本在住・同居・生計同一の配偶者(同性パートナー含む)と一親等
- 兄弟姉妹は二親等のため対象外
- 18歳未満・18歳の高校生はANAカード不要。AMC会員なら登録可能
- ANA家族カード会員はオンライン申込で即時反映。それ以外は書面申込
- 合算時は有効期限が近いマイルから引き落とされる
ANAカードファミリーマイルとは
ANAカードファミリーマイルは、ANAカード会員(プライム会員)とその家族(ファミリー会員)が、それぞれの口座に積算したマイルを特典交換の際にまとめて申し込めるサービスです。
仕組みを一言で表すなら「普段は各自の口座に個別積算し、特典を申し込む瞬間だけ合算する」というイメージが正確です。日常的にマイルをひとつの口座に統合するわけではない。ここが制度理解の出発点になります。
基本情報
(ANA公式サイトより。2026年5月31日確認)
- 参加費: 無料(ANAカードへの入会が前提)
- 対象: ANAカード個人本会員(プライム会員)とその家族(ファミリー会員)
- 最大登録人数: プライム会員1名+ファミリー会員最大9名(合計最大10名)
参加資格――誰が登録できるか
ANAカードファミリーマイルへの参加には、プライム会員・ファミリー会員それぞれに条件があります。
プライム会員(代表者)の条件
- 日本在住であること
- ANAカード個人本会員であること
プライム会員は家族グループの代表者として、特典交換の申込手続きを主導する役割を担います。
ファミリー会員(家族側)の条件
ファミリー会員として登録できるのは、以下の条件をすべて満たす方です(ANA公式サイトより。2026年5月31日確認)。
- プライム会員と生計を同一にすること
- プライム会員と同居していること
- ただし、勤務・就学・療養などのやむを得ない事情で同居できない場合も、生計を同一にしていれば登録可能
- プライム会員の配偶者・同性パートナー、または一親等以内の家族であること
- ANAカード個人本会員であること(18歳未満・18歳の高校生を除く)
「一親等」の範囲を正確に理解する
参加できる家族の範囲として挙げられている「一親等以内」は、具体的に以下の関係を指します。
- 配偶者(法律上の婚姻関係にある方、または同性パートナー)
- 両親(実父母)、配偶者の両親(義父母)
- 子(実子・養子を含む)、子の配偶者
兄弟姉妹は二親等になるため、このプログラムの対象外です。配偶者の兄弟・姉妹(義理の兄弟姉妹)も同じく対象外になります。
たとえば夫婦2人と子供2人の4人家族で、両親(プライム会員の実父母)も含めた6人でグループを組む、といった使い方ができます。
18歳未満の子供の登録
ファミリー会員には通常ANAカード個人本会員であることが求められますが、18歳未満および18歳の高校生については例外が設けられています。
この年齢層はANAカードへの入会が不要で、ANAマイレージクラブ(AMC)の会員であれば登録可能です。ANAマイレージクラブは12歳以上から無料で入会できるので、中学生以上の子供なら多くの場合参加できます。
なお、対象の子供が満18歳を迎えた後は、ANAが定める一定の期間内にANAカード個人本会員または家族カード会員へ入会することで、ファミリーマイルへの参加を続けられます(ANA公式サイトより。2026年5月31日確認)。
申込手順
ANAカードファミリーマイルへの参加申込は、プライム会員が手続きを主導します。ファミリー会員の状況によって、オンライン申込と書面申込の2つの方法があります。
ケース1: ファミリー会員がANA家族カード会員の場合(オンライン申込)
ANA公式サイトにログインし、以下の手順で申し込みます。
- ANAマイレージクラブにログイン 2.「マイメニュー」→「会員情報管理」→「ご家族のご利用」 3.「ANAカードファミリーマイル」→「オンラインでお申込み」
- ファミリー会員として登録する家族を選択して完了
ANA家族カード会員を登録する場合はオンライン申込が可能で、手続き完了後は即時反映されます(ANA公式サイトより。2026年5月31日確認)。
ケース2: ANA家族カード以外のANAカード保有者、または18歳未満・高校生の場合(書面申込)
- ANA公式サイトから「ANAカードファミリーマイル参加申込書」をダウンロード
- 必要書類(健康保険証のコピー、または住民票)を同封
- プライム会員と姓が異なる一親等(たとえば結婚後に別姓となっている子供など)の場合は戸籍謄本の提出が必要となる場合がある
- 郵送で申し込む
書面申込の場合、書類受領後おおよそ1〜2週間で登録が完了します(ANA公式サイトより。2026年5月31日確認)。
マイルの合算の仕組み
ANAカードファミリーマイルに登録すると、特典交換の申込時に以下の形でマイルが合算されます。
合算の基本ルール
- 特典を申し込む際に、プライム会員が「ファミリーグループのマイルを合算して使う」選択をすることで合算が適用される
- 合算されたマイルは、有効期限が近いものから順に引き落とされる仕組み
- 各会員の口座は独立したまま維持されており、合算後もそれぞれの口座残高は個別に管理される
期限が近いマイルから減っていくので、合算は各自のマイルを失効前に使い切る手段にもなります。ANAマイルの期限ルール自体はANAマイルの有効期限と失効対策で詳しく整理しています。
合算できる特典の種類
ANAカードファミリーマイルで合算して利用できる主な特典は、以下のとおりです(ANA公式サイトより。2026年5月31日確認)。
- ANA国内線特典航空券
- ANA国際線特典航空券
- ANA国内線アップグレード特典
- ANA国際線アップグレード特典
- 提携航空会社特典航空券
- ANA SKYコイン
合算できる特典の範囲の詳細は、ANA公式サイトの「ご利用条件」で確認するとよいです。
注意点
マイルは「合算して貯める」ではなく「合算して使う」
ANAカードファミリーマイルの最も大事な特徴は、積算は個別・交換は合算という構造です。フライトや買い物で貯まったマイルは引き続き各自の口座に入ります。グループ全体のマイルをひとつの口座に集約する機能はありません。
プライム会員のANAカード解約に注意
プライム会員がANAカードを解約すると、ファミリーマイルへの参加資格を失う可能性があります。家族全体のマイル活用計画を立てている場合は、プライム会員のカード管理を慎重に行いましょう。
年齢到達時の手続きを忘れずに
18歳未満でAMC会員として登録していた子供が18歳を超えた場合、ANAが定める期間内にANAカードへ入会する手続きが必要になります。手続きを怠ると参加資格を失う可能性があるので、時機を逃さないよう注意したいところです。
最後に
要点をもう一度。
- 参加費無料、最大10名(プライム会員1名+ファミリー会員9名)
- 対象は日本在住・同居・生計同一の配偶者と一親等(両親・子)
- 18歳未満・高校生はANAカード不要。AMC会員であれば登録可能
- 合算は特典交換時のみ。日常の積算は各自の口座で独立
我が家は、1年に1〜2回の家族旅行をこの合算前提で組んでいます。単独では足りない区間でも、夫婦の口座を特典交換の瞬間にひとつにまとめれば届く。だから日々の決済を家族でANAカードに寄せる意味が出てきます。ANAカードを持つ家族が複数いるなら、登録しておいて損はない制度です。ちなみにJAL派ならJALカード家族プログラムで家族のマイルを合算する方法が対になります。
合算のために家族が新しくANAカードを作るなら、入会前にマイ友プログラムを使うと入会ボーナスにマイルが上乗せされます(入会者:一般500〜プレミアム5,400マイル、ANA公式の紹介制度)。手順と筆者の紹介番号はANAマイ友プログラムの使い方と紹介番号へ。
あわせて読みたい
- ANAマイルの有効期限と失効対策 — 合算で使い切る前に知っておきたい期限の話
- JALカード家族プログラムで家族のマイルを合算する方法 — JAL版の合算制度との比較
- ANAマイ友プログラムの使い方と紹介番号 — ANAカード入会時に入会ボーナスを上乗せする
最新のお得情報はInstagram(@papa_miler)でも発信中です。
出典: ANA公式サイト(ANAカードファミリーマイル・規約・申込フロー 各ページ、2026年5月31日確認)